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プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影 : 国立西洋美術館

前回の“ロートレック展”で味をしめて,今回は西洋美術館にゴヤを観に行ってきました.
作戦としては,上野動物園をフル活用.午前中遊び倒すことにより,娘が疲れ果てたところで美術館に直行です.入館直後に一度起きてしまいましたが,静かに絵を見ていたあと,つまらなかったらしく再度お昼寝.お陰で人様の迷惑にならずに鑑賞できました.

今回の目玉はやはりこの“着衣のマハ”でしょう.

goya3
La Maja Vestide, 1798-1803

モデルが誰かについても,アルバ公爵夫人説など色々とあり,同じ構図の“裸のマハ”では,騒動を巻き起こしていますが,結論は出たのでしょうか...まぁ,“モナリザ”のように謎のままと言う方がミステリアスで良いのかもしれませんね.
それにしても,せっかくだから“裸のマハ”も貸してくれればいいのに...やっぱり並べて観てみたいですよね.

goya2
La Maja Desude, 1798-1800

ただ,この作品以外にも素描,版画が盛り沢山.どちらかと言えば,こちらの方が見ごたえがあって素晴らしいかも.
日曜の昼過ぎに行きましたが,開催2日目なのに,意外と空いていました.意外と狙い目かもしれないので,興味があれば是非行ってみてください.

あと,おまけに是非実物を観たいと思っているゴヤの作品を2点ほど.
goya1
El 3 de Mayo de 1808. Fusilamientos en la montaña del Príncipe Pío, 1814


goya4
Saturno devorando a su hijo, 1820-1823


全然関係ありませんが,この日は結構動物園も空いていました.パンダもそこまでの行列ではなかったのですが,娘が3秒くらい見て,興味を失っていてショックを受けました.目玉なのに...この日は蛇が見たかったらしいです......

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聖母子と二人の天使(Madonna col Bambino e 2 Angeli : Fra Filippo Lippi 1465頃)

リッピ

Uffizi美術館で最も感動した作品が,このフィリッポ・リッピ(1406-1469)の“聖母子と二人の天使”です.

有名な絵ですから,もちろん知ってはいましたが,他の初期ルネッサンス絵画の中に置かれるといかに凄い絵かが分かります.チマブーエ,ジョット,マルティーニ...もちろんこれらの巨匠達とは100年程度の違いはありますが.突然,この美しい女性の絵が現れた時の衝撃は大きいです.それまでの絵画の人間性を極力排除した神性の高い表情から一転,非常に柔らかい母性愛に満ちた美しい表情.ボッティチェリよりも遥かに偉大で,“聖母の画家”として知られるラファエロにも決して劣らない天才だったんだと実感.

修道士でありながら,修道女と駆け落ちをするという破天荒な性格も,時代を超えた傑作を生み出せた一因でしょうか.このモデルもその修道女と言われていますしね,もしかしたらモデルに愛情をもって描いた最初の画家なのかも知れませんね.

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「トゥールーズ=ロートレック」展 : 三菱一号館美術館

久しぶりに,というより娘が生まれてから初めて美術展に行ってきました.
“行きたいなぁ”とは思っていたのですが,丸の内を散歩していたらタイミング良く娘がお昼寝モードに.
これはチャンスと,三菱美術館へ直行.ロートレック展をかなり駆け足ではありますが楽しんできました.
抱っこしながらなので,結構つらかったですが,"Divan Japonais" や "Moulin rouge - La Goulue"などの有名どころも見れたし,まずまずですかね.

ロートレック2

ロートレック1

内容も良かったですが,ここの美術館は雰囲気がいいですね.以前から気にはなっていましたが,なかなか機会がなくて入れませんでした.途中で目を覚ましてしまった娘も,静かな雰囲気を感じてか,一言も話さずに絵を眺めていました.
このくらい静かにしてくれれば,もっと美術館へ行けるのにと思いながらも,迷惑になりそうなので,また昼寝した時まで我慢します.

美術館の後は,外のカフェでのんびりお茶をして,プチセレブ気分の休日でした.

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オルセー美術館展2010

六本木の国立新美術館で行われているオルセー美術館展に行ってきました.

相当混んでいるという噂だったので,徹夜で仕事をしてノルマを終わらせちょうど正午頃に到着.
おっ!入口は全く行列なし.これは幸先が良さそう...
しかし,平日昼間にもかかわらず中は結構混雑.絵の前は何処も身動きが取れないほどではありませんが,やや混みの通勤電車くらいの人口密度.残念ながら落ち着いて見るという雰囲気ではありませんでした.
朝イチで行ったらもう少し良かったのだと思います.

展示作品はオルセーの代表作全てが来ている訳ではないので,名作からそれ程でもないものまで色々.ただ,いくつかは絶対見た方が良いものも含まれており,行って損はないと思います.


個人的なおすすめ best5


5位アンリ・ルソー:蛇使いの女
蛇使いの女

4位モーリス・ドニ:ミューズたち
ミューズたち

3位オディロン・ルドン:目を閉じて
閉じられた眼

2位ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌ:貧しき漁夫
貧しき漁夫

1位ギュスターヴ・モロー:オルフェウス
オルフェウス

まぁ,完全に個人の趣味なのでご参考までに...

忘れえぬ人(Portrait of an Unknown Woman : Ivan Nikolaevich Kramskoy 1883)

忘れえぬ人
ロシア人画家イワン・クラムスコイ(1837-1887)の代表作“忘れえぬ人”.日本での人気で言えば,彼の代表作というよりは近代ロシア絵画の代表作といっても良い位でしょうか.昨年Bunkamuraで行われた国立トレチャコフ美術館展のポスターにもなっていましたものね.
ただ,この絵に関しては邦題が素晴らしいですね.直訳してしまえば“知らない人”ですから...
貧しい家の出身のクラムスコイが描く上流階級の女性.モデルが誰であるかは現在でも不明ですが,観る者にとっても,画家自身にとっても,“忘れえぬ人”であることは一目瞭然です.批評家によっては“高慢な女”であるとか,“娼婦”などという人もいたようですが...
馬車の上からでしょうか,静かにこちらを見下ろす憂いを帯びた眼差し.死を数年後に迎えることになるクラムスコイは何を思いながらこの絵を描いたのでしょうか.
靄が掛った背景の中にくっきりと浮かび上がったこの女性は,時の流れから置き去りにされて,永遠の中に生きているようです.
なぜか深く心に残る絵ですね.

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