スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スローターハウス5(Slaughterhouse-Five : Kurt Vonnegut,Jr. 1969)

スローターハウス5 (ハヤカワ文庫 SF 302)スローターハウス5 (ハヤカワ文庫 SF 302)
(1978/12)
カート・ヴォネガット・ジュニア

商品詳細を見る
先日書いたウェルズの“タイムマシン”の流れで,本日はカート・ヴォネガット・ジュニア(1922-2007)の“スローターハウス5”.

とにかく過去から未来へ時間を跳びまくります.途中にはトラルファマドール星人という宇宙人につかまって,その星の動物園に収容されたりもします.
ただ,基本的な大筋は第二次大戦中にビリー・ピルグリムという全く戦闘に不向きなアメリカ兵がドイツ軍の捕虜になり,ドレスデンの大規模爆撃に遭遇するという話を中心に,その前後の彼の人生が描かれます.彼が人と違うのは貧弱なだけではなく,時間を超える能力を持つこと...

といっても,その力で過去や未来を変えるということはしません.自分の死すら何時,どの様に起きるか知っていながら平然と受け入れます.
それは“そういうものだ(So it goes)”から.

この本を読んでいると,少しだけ自分にも四次元が見えてくるような気がします.確かに,そこには我々の目に見える三次元の世界とは別に,奥行きのある時間の軸があるのです.そして,そこには全ての時間が同時に常に存在している...
残念なのはその軸を移動できる手段が我々に無いことでしょうか.

神よ願わくばわたしに変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと,変えることのできる物事を変える勇気と,その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ



Evaluation
Interest: ★★★★★
Culture: ★★★☆☆
Readability: ★★★★☆
Reread: ★★★★☆

Total: ★★★★☆
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。