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二度生きたランベルト(C'era due volte il barone Lamberto : Gianni Rodari 1978)

二度生きたランベルト二度生きたランベルト
(2001/05)
ジャンニ ロダーリ

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ジャンニ・ロダーリ(1920-1980)というイタリア人児童文学作家の傑作“二度生きたランベルト”.

“名前を呼べば命は不滅”
人は死んだとしても,語り継いでくれる者たちがいれば永遠に存在することが出来る.
と言う様な意味の古代エジプトの言葉.
これを文字どおりに解釈して書かれたのがこの作品です.

齢93歳のランベルト男爵.リストに24も挙げられる病気を持ち,その命は風前の灯.しかし,療養先のエジプトで一つの秘密を教えられます.“名前を呼べば命は不滅”.旅先から急ぎ戻ったランベルト.4人の男女を雇い,城に住まわせます.彼らの仕事はローテーションを組んで24時間言い続けること.“ランベルト,ランベルト,ランベルト...”

設定からして奇想天外なファンタジー.財産を狙う甥や,城を乗っ取りに来る24人の強盗犯たち(全員名前がランベルト)と,その交渉相手となる24人の銀行頭取たちも交えて大騒ぎです.そして迎える驚きの結末.

一言で言うなら,非常に面白い.大人が読む本ではないかもしれませんが,良く出来ているなぁと感心しました.言葉遊びも満載ですし,ランベルトの2回目の人生については読者におまかせってところも,児童文学っぽくて素敵.本文後におまけも満載です.
純文学を語る下手な最近の作品よりはよっぽど読む価値ありです.

Evaluation
Interest: ★★★★☆
Culture: ★★☆☆☆
Readability: ★★★★★
Reread: ★★★☆☆

Total: ★★★★☆

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