スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

見知らぬ島への扉(O Conto da Ilha Desconhecida : José Saramago 1997)

見知らぬ島への扉見知らぬ島への扉
(2001/07)
ジョゼ サラマーゴ

商品詳細を見る

ポルトガルのノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴ(1922-2010)による寓話“見知らぬ島への扉”.
そういえば,昨年亡くなったんですよね.作品に惹き込んでくれる素晴らしい作家だったのに残念です.

あらすじ
ある男が王様に願いを言いにきました.まだ知らない島を探しに行くので,船を貸してほしい.王様は言います.知らない島など存在しない.しかし,ついに男は船を手に入れます.その信念に惹かれた掃除女が,城での仕事を捨てて男に付いていくことを決意し,“決断の扉”を越えて行く...

文体も平易で,大きな文字で100ページ強と,読もうと思えば小学生でも読めそうな本です.
ただ,その中にところどころ珠玉の言葉が散りばめられています.

最も強いメッセージは
“島を見たいのなら,その島を離れなければならない,自分のことを知るには,自分から自由になればならない”
というもの.まぁ,読んだままの内容ですし,みんな分っていることだとは思いますが,改めて文字にされると考えさせられます.
それ以外にも,夢想ばかりしている男と,現実の決断を下す女の対比も見事ですし,

知っている島だけが地図に載っている.知らない島が存在しないことなどありえない.

という台詞も,子供たちが独創性を身につけるためにも知っておいて欲しい言葉ですね.

他にも色々なメッセージが込められています.1時間あれば十分に読み終わる内容なので,繰り返し読める作品です.


Evaluation
Interest: ★★★★☆
Culture: ★★☆☆☆
Readability: ★★★★★
Reread: ★★★☆☆

Total: ★★★★☆

にほんブログ村 本ブログ 海外文学へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。